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ローン金利が 0.1% 高くなったときの影響を家賃に換算すると〇〇円/月!?

9/8/2021, 12:43:39 PM

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2021 年現在は、例を見ないほどの低金利となっています。一方で、今後もこの低金利が続きかどうかはわかりません。
金利が想定よりも高くなった時に、どのくらい全体のコストに影響を与えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はローン金利が 0.1 % 高くなった時に家賃換算でどの程度影響があるのかをシミュレーションしてみます。
物件設定は下記のようにしました。

設定条件

物件価格 5000万円
諸費用 250万円
頭金 0円
オーバーローン額 0円
ローン金利 0.4% or 0.5%
ローン年数 35年
月額維持費 3万円
比較する年数 10年
10年後の推定価格 4000万円

ローン金利に関しては、0.4% と 0.5% で計算してみました。
まずは 0.4% でのシミュレーション結果から見てみましょう。

ローン金利を 0.4% にした場合のシミュレーション結果

シミュレーター上で結果を見る

ローン金利 0.4% の場合、家賃換算で 14.9 万円/月となりました。ローン借入金 5000 万円に対して、金利総額は 359 万円となり、ローン返済額は 12.8 万円/月です。
また、月々の維持費を足すと、毎月の支払い合計は 15.8 万円/月となりました。家賃換算月額と比較すると、約 9000 円お得であることがわかります。
これは 10 年後の売却価格の影響を強く受けています。売却価格を変化させると下記のように家賃換算月額が推移します。

つぎに、ローン金利を 0.5% にした場合のシミュレーション結果を見てみましょう。

ローン金利を 0.5% にした場合のシミュレーション結果

シミュレーター上で結果を見る

ローン金利 0.5% の場合、家賃換算で 15.2 万円/月となりました。ローン借入金 5000 万円に対して、金利総額は 451 万円となり、ローン返済額は 13 万円/月です。
また、月々の維持費を足すと、毎月の支払い合計は 16 万円/月となりました。家賃換算月額と比較すると、約 8000 円お得であることがわかります。

ローン金利 0.4% と 0.5% の比較

ローン金利 0.5% の場合、ローン金利 0.4% の時と比べて、金利総額は 451 万円 - 359 万円 = 92 万円の増額となりました。
これをローン返済額に換算すると約 2000 円/月の増額となります。
次に、家賃換算月額を比較してみましょう。
0.4% の時は家賃換算で 14.9 万円/月、0.5% の時は 15.2 万円/月でした。このことから、約 3000 円/月の差となりました。

このように、ローン金利が 0.1% 増加すると家賃換算で 3000 円/月の増額と同等であるということがわかりました。
ローン金利 0.1 % 増加というイメージの難しい変化を家賃 3000 円/月の増額というとても具体的な額に変換することができました。

ちなみに、毎月の支払額の差は 2000 円/月で、家賃換算にすると 3000 円/月の差となりましたが、これは今回のシミュレーションが 10 年後に売却する前提であるからです。
比較年数を 10 年ではなくローン年数と同じ 35 年にすると、家賃換算での差額も 2000 円となります。

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